症例集
口腔再建治療は歯科の10種競技
オリンピックで陸の王者を決める10種競技というのがあります。100m、走り幅跳び、砲丸投げ、走り高跳び、400m、110mハードル、円盤投げ、棒高跳び、やり投げ、1500mといった様々な能力が試され、それぞれのスペシャリストには劣るがバランスのとれた総合力が問われます。
壊れてしまった口腔内の再建も様々な技術が要求されます。とある歯科界で著名な先生が崩れてしまった口腔をできるだけ理想的に再建(主にフルマウスリコンストラクション)する作業は歯科の10種競技のようなものと例えていました。
すなわち、咬合診断、根管治療、歯周基本治療、被せもの、義歯、インプラント、矯正、インプラント関連外科(サイナスリフトなどの骨造成)、再生療法や根面被覆などの歯周外科、マイクロスコープ下での歯根端切除術、患者さんへの説明能力などのバランスがとれた技術が必要になると。
当院でもバランスよく個々の技術の底上げを今後も図っていければと考えています。
(注)咬合と身体の変調(歯科治療後に身体が曲がってしまった、偏頭痛、肩こりが数年以上続く等)の関連性は医学的に証明されていません。
咬合を直して身体の変調が偶然改善される事があるかもしれませんが、全く改善されないことも多々あると考えています。